このコーナーでは、身近な環境問題について情報発信するコーナーです。
何かを感じて行動していただければ幸いです。
第一回目は、「へその緒」の話です。
環境ホルモンという言葉を聞くようになって久しいと思います。
人が生まれるまで、外界の危険物質から身を守ってくれているはずのお母さんのお腹の中。
その安全なはずのお腹の中は今環境ホルモンの影響を多く受けているのです。
当然お腹の中の赤ちゃんには直接的に影響があります。
以前こんなショッキングな報告書が提出されました。
へその緒から287種の汚染物質が・・・。
アメリカのワシントンDCに本部をおく環境ワーキング・グループが新生児を調べたところ、
287種の工業化学物質や汚染物質が含まれていたことが分かりました。
少し前まで、胎盤は色々な汚染物質を通さないと考えられていました。
しかし出産が近づく頃になると、へその緒の血液を通して色々な必要物質だけでなく、
工業化学物質や、汚染物質、農薬などを運び込んでいることが分かってきました。
タバコの成分やアルコールなども同じです。
赤ちゃんが生まれてへその緒を切ったあと集めて調べてみると、
農薬や消費者が使う商品に含まれている物質、
石炭・ガソリン・ごみが燃えて発生する物質などが発見されました。
改めて読み直すと大変恐ろしくなってきました。
胎児期(お母さんのお腹の中)で胎盤、ヘソの緒を通して環境ホルモンの影響を受けると、
ごく微量でも生涯にわたっての健康に影響を与える可能性があるということなのです。
ではこの状況をできるだけ最小限に
避けることは可能なのでしょうか。
胎児の化学物質に対する感受性が最も高い妊娠初期の頃は特に注意が必要で
化学物質に暴露しない生活を心がけることが重要といわれています。
食事に気をつけ、野菜では無農薬のものをバランス良くとることが大切です。
化学物質の排出を助ける食物繊維を多くとるように心がけたいですね。
またこのような話もあります。
生れ落ちる最初に触れる微生物がその人の一生の腸内環境を決定すると言われています。
産道を通るときに母親の腸内細菌を受け継ぐということです。
つまり、母親の腸内環境が悪ければ子供にも受け継がれるというのです。
これら二つの報告を見ても
お母さんの体調管理というのが赤ちゃんにとって
大変重要なことだということが分かります。
今やスーパーでは大量出荷で無農薬野菜は隅に追いやられているのが現状です。
本当の無農薬とは、収穫物そのものに農薬がかかっていないということでだけではなく、
土も自然な状態であることです。
自然な土からは力強い植物が誕生します。
多くの人が本物の自然野菜の大切さを認識することが重要です。
長い年月をかけて体内に蓄積される汚染物質から身を守るために何ができるか真剣に考えなければいけません。
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